事例から刑法を考える

事例から刑法を考える、島田小林本。
島田先生の解説部分はすごく分かりやすいのに、小林先生の解説は難解すぎて困る。
過去問を見る限り、司法試験で求められているのは『制限時間内に、複雑な事案を解きほぐし、判例通説を用いて纏め上げる力』。
とはいえ、司法試験受験生だって「少数説だから」と言ってそれだけで無視するなんて野暮なことはしないし、発展的なことだって内容が面白ければ喜んで読むけど、そこはそこでまったくもって日本語が意味不明。
わざと難しく書いているのか?これ、頭良い人なら理解できるのか?

司法試験受験生は、答案作成にあたっては「日本語としての分かりやすさ」を一番気をつけろと教えられるんですけどね。

まあたまに出てくる「○○先生すげー」みたいなところは微笑ましく読ませてもらってます。

「もっとも人数的に少ないとはいえ、井田良教授や松宮孝明教授といった最有力の学者が、このような傾向と無縁であるのは喜ばしいことである」(p112)

知らんがな(笑)